洗車・夕立・ゲリラ豪雨にご注意ください!

2013.07.07

当社FBページをご覧になられた東京のお客様からモーターユニット・バッテリー・手元スイッチが送られてきました。

ブリヂストン製電動アシスト自転車の電気系統修理見積のご依頼です。

お客様のお話によると「バッテリーをはずして洗車をし、洗車後バッテリーを装着したところ電源が入らなくなった。手元スイッチを開けて故障箇所を確認して見たがよくわからない。」とのこと。当社でのこれまでの経験から、「モーターユニット内基盤故障(水濡れによるショート→電子基盤が壊れる)」と予測しましたが、幸いな事にバッテリーのヒューズ交換と手元スイッチの接触部分修理のみで直るようです。(よかった〜!)

これまでもこの時期に多い夕立やゲリラ豪雨のように、いわゆる「バケツで水をひっくり返したような大雨」の中、電動アシスト自転車を放置して電気系統が故障してしまうトラブルが多々ありました。メーカーでも「雨天の走行は問題ないが、水没させると故障の原因になる」と取扱説明書に明記してあります。

ユーザー側の感覚とすると「自転車は雨天でも使用するものだから、それなりきの防水対策はとられているはず」と考えがちですが、殆どの電動アシスト自転車が、バッテリーと車体の接続部分を見ると端子やカプラーでの接続となっています。つまり、バッテリー側あるいは端子側に水が残っているとショートして故障する可能性が非常に高いのです。ショートして壊れた箇所によって修理費用は異なってきますが、約8,000〜18,000円(当社)となり、これが自転車店経由でメーカーに送って修理となると約40,000〜50,000円となりますので、十分な注意が必要といえるでしょう。

 ←この部分とバッテリー側の水分に要注意!

メーカーの考える防水構造は前述の洗車・夕立・ゲリラ豪雨を想定していないように思われます。もし、そのような状況で自転車を水浸しにした場合は、次の手順の後、自転車を再度使用して下さい。(100%とは言えませんが最善の方法です)

1. 絶対に電源スイッチは入れない。
2. バッテリーがついている場合はバッテリーをはずす。
3. バッテリー側と車体側端子部に水濡れがないか確認。あればドライヤーなどで十分乾かす。
4. バッテリーを装着し、電源スイッチを入れてみる。正常に作動すればOKです。

正常に作動しない時はバッテリー・手元スイッチ・モーターユニットの順に故障箇所を調べていきますが、バッテリーの故障は端子挿入部にテスターを差し込めば通電の確認ができます。通電していない場合はバッテリー修理のみで直る事もありますので、手元スイッチ・モーターユニットは分解したりしないようにして下さい。(故障箇所が増えることになります)

電動アシスト自転車は自転車ですが電気を使っているという事を考えれば他の電気製品と同じく「水濡れには弱い」と考えておくべきでしょうね。

今年の夏は電気系統の修理依頼が増えない事を願っています。

電気系統のトラブルはお気軽に当社までお気軽にご相談ください。

↑文字の動かし方覚えました。(ちょっと嬉しがって使ってみました)