この雑誌が、なんと・・・8,500円!!!

2012.09.10

先日、整形外科の待合室にあったものを先生におねだりして譲って頂いた「昭和40年男」(定価680円)の雑誌が、なんと中古本相場で8,000~8,500円の値段が付けられていました!(これにはさすがに驚きました!!!)

私が調べたのはAmazonというインターネット通販のサイトですが、おなじ「昭和40年男」でもウォークマンや明日のジョーの表紙のものはそんなに高い値が付いているわけではなく、高くとも1,600円位のようです。気になったのでYahoo!オークションでも探してみたところ、やはり8,000~8,500円のようです。

なんで・・・・???? いろいろ考えましたが、要するに需要と供給のバランスが、「市場に出回っている本の冊数(比較的新しい本なので出版された部数)<欲しいと思っている人の数」ということでしょうね。これは誰にでも予想できることなのですが、もう少し想像を膨らませてみると、私のように昭和40年頃生まれ育った人たちにとっては、他のどんなものよりも「自転車」が最高の友・宝物であり、最も数多くの憧れや思い出が詰まったアイテムだったのではないでしょうか。

確かに私自身を振り返ってみると、ウォークマンも高校生の時にどうしても欲しいものの一つでマクドナルドでアルバイトをして4~5ヶ月がかりで買った記憶があります。また、新聞配達の早朝アルバイトをしてオートバイも買った事も覚えています。しかしながら、今振り返ると「自転車」を超える大切で思い入れの深い存在は見あたりません。

自分の幼少期の懐かしい思いでの自転車が掲載されているこの雑誌を、「何が何でも手にしたい!」 と考えたのはどうやら私だけではなかったようです。(チョット、ひと安心。よしよし・・・) ましてや、今は40代後半の大人ですから、本当にその雑誌に価値を見いだせば、8千円であろうと1万円であろうとその位のお金は出せるのでしょう。(これが2~3万円となるとまた話は別ですが・・・)

今日、この本を譲って下さった整形外科の先生を訪ね「先生、じつはあの本が今すごい高値で取引されていることがわかったのでいくらかお支払いをしたいのですが・・・」と話したところ、「いいよ、あげたものなんだから、良かったね!」と笑顔で答えてくれました。

先生、本当に、本当にありがとう!と感謝と申し訳ない気持ちで整形外科を出ようとすると看護師さんがぼそっと一言、「トヨハラさん、高く売れば?」・・・・「えっ、 とっ、とんでもない!大事にします。」(冷)( ゚∀゚;)タラー

一見、ごく普通の待合室のマガジンラックに埋もれていたお宝発掘話でした。

整形外科の先生と、くどいようですが天使のように優しい妻(?)のお陰です。(感謝)