新たなる技術を取得、業務用エアコン・リモコン修理!

2013.05.22

当社は昨日、また新たな技術を取得いたしました。
それは、「業務用エアコン・リモコン部スイッチ接触不良修理」です。(笑)

下の写真は修理完了後の正常にスイッチが入っている状態です。

5年ほど使った業務用エアコンのON/OFFスイッチが作動せず、最近の真夏日にもかかわらず、エアコンが使えずエコな日々を過ごしていました。メーカーに修理見積もりを依頼したところ、部品代と修理・出張費で約5〜6万円だそうです。(「業務用」とつけば何でも高いのです・・・)

それではと、いつものようにリモコンをばらし、中の仕組みを確認したところ、「あ〜なるほど!」といった感じで不良箇所とその原因がわかりました。

ここまで来ればあとは、当社「電池部」の仕事です。

私が指示をしたのはリモコンのスイッチON/OFFの仕組みと接触不良の原因及びその修理方法(2〜3通り)でしたが、最初の方法では半田がうまく付きませんでした。

そこで、若手の電池部・部長はインターネットを駆使して次の修理方法を検証していったのです。軟質の樹脂ボタンの裏にある●が基板の回路に触れてON/OFFを制御しているというところまでは私が説明してあったのですが、これが炭素塗料であることやその塗料の変わりにアルミホイルなどを貼付けて通電させる方法(私の考えた2番目の方法と同じ)をすでに試して、うまく修理できた人がいるという事までつきとめました。(大したモンです!)

修理後の状態は上の写真の通りです。

ボタン裏側の●部分にアルミホイルを接着剤で貼付けただけ。(「なんだ、それだけ?」という声が聞こえてきそう・・・)(笑)

電動アシスト自転車の電気系統の修理は、殆どの自転車店がモーターユニットと手元スイッチを取り外してメーカーに送るだけなのですが、以外と簡単な事が故障原因であることも多々あります。

今回の修理技術はもちろん直接的には自転車の修理には結びつきませんが、「あきらめずチャレンジすること」「原因究明とその解決方法の構築」など、考え方において共通する部分もあるのではないでしょうか?

そして何より、私の出したヒントを元に「自分で考え・調べ・実践し、修理成功」というプロセスを若手が学んだ事を何より嬉しく感じています。

業務用エアコンのリモコン修理は是非当社までご用命を!(くれぐれも、冗談ですよ!)

 

追記(2013.5.23)
電池部部長から「自宅のテレビのリモコンも同じ方法でなおった」との報告が。参考までに。