今年も生筋子からイクラの醤油漬けを作る季節になりました。
2015.08.24私は9〜10月には毎年「生筋子からイクラの醤油漬け」を作ります。
自転車ネタ以外は・・・という方はもちろんスルーしていただいて構いませんので、ご興味のある方のみ私の自己満足にお付き合いください。(笑)
まず、筋子とイクラの違いは?
簡単に言うと「筋子を1粒ずつほぐして味付け・塩漬けしたものがイクラ」ってことでしょうか。そして、筋子のほとんどが生筋子を「塩漬け」「醤油漬け」にした後、冷凍されています。
スーパーに並んでいる筋子はそれを解凍したものですね。(イクラもこの時期以外のものは解凍品だと思われます)
でも、「あの筋子を1粒ずつほぐすのはさぞかし大変!」と思われる方もいらっしゃるといけない?ので、今回はこの季節にしか手に入らない「生筋子」を「絶品イクラの醤油漬け」にする全行程を事細かに解説いたします。
(ご興味のない方はこの辺でご退散ください・笑)
イクラの醤油漬けの作り方 by トヨハラ自転車商会
まず、生筋子の選び方ですが、鮮度に関してはオレンジ色のものが良く、赤っぽいものは鮮度が落ちるということになります。次に気をつけなければいけないのは皮の硬さでしょうか。皮が硬いとパンパン(ピンポンイクラ)になりやすく、食べた時に皮が口の中に残ります。ところがスーパーに並んでいるものを見たところでよくわからないというのが本音です。で、皮の硬いイクラを避けるには9月上旬〜10月上旬頃の鮭が海から川へ上がってくる前のものが良いそうで、10月中旬〜11月の生筋子には要注意です。
鮮度のこと云々言っときながら言い出しづらいのですが、私はいつも半額狙いです。「やった〜!」と叫びたくなるほどですね。(笑)
さて、作り方です。
1.生筋子を50℃位のお湯(湯沸かし器のお湯でOK)にたっぷり目の塩が入ったボールに入れます。少し白くなりますが気にしないで大丈夫です。
2.菜箸で筋子をグルグル回してほぐしていきます。(最初は優しく・1〜2分位の作業です)
3.菜箸に筋子の皮が巻きついてきますので、卵が最後の5〜6個になったら皮を手で持って、菜箸でしごくように外します。カスは臭いますのでビニール袋へ入れて捨てましょう。
4.ボールに入った卵をザルにあけてお湯を切り、ボールに今度は冷水を張り塩を入れ、そこへ戻します。薄皮や血合いのようなものが浮いてきたら、取り除きましょう。これを2〜3回繰り返しきれいに掃除します。
5.ザルをきれいに洗ってからそのザルでもう一度卵の水を切れば味なしイクラの出来上がりです。
6.漬け込みは醤油・白だし・みりん・酒等でお好みの味付けに。漬け込み時間は15〜30分程度が目安です。(漬け込みすぎるとイクラが水分を吸いすぎてパンパンに硬くなる事があります)
7.漬け込み汁を切って「イクラの醤油漬け」の完成。小分けにして冷凍保存もできます。
まるで宝石のような輝きですね!
あとはお好みで贅沢にお楽しみください。(笑)